Adobe After Effectsでコンポジションを作成する方法を解説します。After Effectsで動画作成する為に必要な知識です。本記事を読むことでコンポジションの作り方を学習できます。
本記事の解説は以下の環境を前提に解説します。
- Windows 10
- Adobe After Effects CC 2019
目次
After Effectsのコンポジションとは?
After Effectsでいうコンポジションとは、映像素材(フッテージ)や静止画などを構成する入れ物のようなものです。After Effectsではコンポジション内で動画編集やアニメーション作成を行います。
コンポ(Comp, Copms)とも略され、Photoshopでいうところのレイヤーカンプ(Layer Comps)や、Premiere Pro、Final Cutなどノンリニア映像編集ソフトで扱うシーケンスと似ています。 複雑なプロジェクトでは、使用する映像素材などを整理するために複数のコンポジションを作成しグループ分けを行います。
作成したコンポジション内に別のコンポジションをレイヤーとして配置することもできます。コンポジション内に別のコンポジションをレイヤーとして配置することをプリコンポーズと呼びます。 複数のコンポジション作成やプリコンポーズを行うことで、映像構成の把握や複雑な映像表現、アニメーション作成を簡略化することができます。
After Effectsで空のコンポジションを新規作成する方法
- メニューバーから[コンポジション(C)] > [新規コンポジションを作成… (C) ]を選択します。ショートカットキーは[Ctrl + N]です。 [コンポジション設定]パネル が開きます。
- [コンポジション設定]パネルで必要な設定をし、[OK]ボタンを押します。
- [プロジェクト]パネルにコンポジションが追加され、After Effects画面下部に[タイムライン]パネルが開きます。
- After Effectsで空のコンポジションを新規作成できました。
After Effectsでファイルの読み込み時にコンポジションを作成する方法
After Effectsでプロジェクトパネルにファイルを読み込みする際にコンポジションを作成することができます。
- メニューバーから[ファイル(F)] > [読み込み (I) ] > [ファイル…]を選択します。ショートカットキーは[Ctrl + I]です。[ファイルの読み込み]パネルが開きます。
- 読み込みたいファイルを選択し、[ファイルの読み込み]パネル下部の[読み込みオプション:]の[コンポジションを作成]のチェックボックスをオンにします。
- [プロジェクト]パネルに読み込みしたファイルと、そのファイル名のコンポジションが作成され、[タイムライン]パネルが表示されます。
Note: [読み込みオプション:]の[コンポジションを作成] で作成されたコンポジションの設定は、1つ前に作成したコンポジションの設定を引き継ぎます。ファイル読み込みする前にコンポジションの設定を済ませておきましょう。
コメントを残す