Autodesk 3dsMax, Adobe After Effects等、絶対パスでファイルを参照しているプロジェクトでは、アーティスト同士のプロジェクトファイル共有が困難になります。プロジェクトファイルやシーンデータ共有の度にファイルパスを通す作業は発生してしまします。
どの環境でもファイルパスが同一となるように作業フォルダを仮想ドライブ化する方法を紹介します。
検証環境
- Microsoft Windows 7, 8, 10
仮想ドライブを作業フォルダに割り当てる方法
仮想ドライブは、Windowsのコマンドプロンプトから下記コマンドを実行すると設定でいます。
環境に合わせて、ドライブ名やフォルダパスを書き換えてください。
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@echo off REM 仮想ドライブ名を割り当てする。C:\等を除いた未使用ドライブ名を指定する。E~Z辺りで検討。 SET setDrive=X: REM 作業フォルダを「”(ダブルクォーテーション)」内に記述する。 SET workFolder="C:\Users\PC-USER\Desktop\新しいフォルダー" REM 仮想ドライブを作成。 SUBST %Drive% %WorkFolder% EXIT |
バッチファイルとして実行する際、ファイル内に日本語が含まれる場合は、ファイルのエンコードタイプは「Shift-JIS」に設定して保存してください。
「Shift-JIS」以外のエンコードで保存する文字化けを起こし、コマンドが正しく実行されません。
仮想ドライブを削除する方法
仮想ドライブを割り当てた作業フォルダは、Windowsを再起動すると自然と削除されます。
しかし、作業途中で再起動は困るといった場合は、下記のコマンドを実行する事で意図的に仮想ドライブを削除できます。
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@echo off REM 削除したい仮想ドライブ名を指定。 SET delDrive=X: REM 仮想ドライブを削除。 SUBST %delDrive% /D EXIT |
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