静岡のお茶のヒーロー「茶神888(さじん・ハチジュウハチヤー)」のプロモーションビデオである「World of Tea Vol.4」の映像制作メイキング第2回目です。
今回はWorld of Tea Vol.4 第2話のハチジュウハチヤーが茶畑に倒れているシーンの撮影方法を解説していきます。プロペラをたくさんつけたラジコンヘリでの空撮が流行っていますが、本メイキングは地上からの撮影方法です。
World of Tea Vol.4の本編視聴は、こちらの記事「茶神888(さじん・ハチジュウハチヤー) PV 「World of Tea Vol4」の映像制作を行いました」からどうぞ。
撮影方法
今回、真上からの撮影は、アクションカムのGoPro HERO3を使用しました。仕組みは簡単です。GoPブームなど長い棒にGoProを取り付けて脚立(足場)の上からカメラマンが撮影しています。因みに、その他は、SONY NEX-VG10をメインカメラとして撮影。
ものすごく単純な撮影方法ですが、小型カメラの軽さを活かした撮影手法です。地上で被写体に張り付いて撮影しているだけでは表現できない映像です。
エフェクト適応前のオリジナルデータ
それでは、この手法で撮影した映像加工前のオリジナルデータのキャプチャ画像をご覧ください。
GoProのカメラレンズはかなり広角なので調整していない状態だとこんな感じです。本編と上下さかさまなのもメイキングだからこそです。
※GoProの設定で上下さかさまに撮影することもできますが、今回はそのまま撮影してソフトウェア上で上下反転しています。
インフルに弱点の寒さをつかれ倒れた茶神888のエフェクト適応前です。本シーンの撮影は撮影日終盤の撮影だったため、夕日で映像全体がオレンジ色がかっています。
NGテイク 見切れ
このシーンの撮影で4回ほど撮影しています。GoProの仕様上、映像のプレビューが難しいこともあって何回か脚立が見切れてしまっています。少しわかりにくいですが、赤く囲った部分に映ってはいけない足場などのものがちらほら見切れています。
カメラを取り付けた棒の長さを考えずもっと高いところから撮影した結果、撮影者が見切れました。もちろんNGテイクです。
撮影手法はことなりますが、TBSの人気ドラマ「半沢直樹」の最終回でも頭上、天井付近から撮影したようなシーンでカメラマンが見切れてしまったという話題もありましたね。ハリウッド映画でも見切れてしまったり、映ってはいけない人が登場していることは聞く話しです。
地上で動いている人間からすればどのように撮影されているのかわかりにくいので撮影クルーの連携が大切ですが、映像表現の幅が広がるカメラアングルです。
撮影に使用した機材
今作で頭上、真上から映像撮影するために使用した機材一覧です。
- GoPro HERO3
- Hasegawa(長谷川工業) アルミ製 足場台 DRS2.0-1000
- クイックルワイパー: カメラを取り付ける棒として
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